2025.06.07
Lab

Good Look Back Lab.

Good Projectを増やすカギは、振り返りにあるかもしれない。
あなたの経験を“未来の誰か”とシェアするには?

プロジェクトが終わったあとにこそ得られる、実感や学びがあります。
しかしそれらは、多くの場合チーム内だけにとどまり、時間とともに忘れ去られていきます。
また、会社や組織には蓄積されるナレッジがある一方で、
プロジェクトベースで動くチームでは、経験が“その場限り”になってしまうことも少なくありません。

たとえばデザインの領域では、アウトプットの完成度だけでなく、
「なぜこのかたちに至ったのか」というプロセスや背景も、重要な価値として語られています。

プロジェクトにおいても同じように、選択の理由や意思決定の過程には、多くの学びが詰まっているはずです。
しかし、今はそれを共有・継承する仕組みがまだ十分に無いと感じています。

振り返りを「自分たちの内省」で終わらせず、他の誰かの実践につながるナレッジへと変えていくには?
その問いに取り組むのが、Good Look Back Lab.です。


🧪 Good Look Back Lab.とは?

Good Look Back Lab.(グッド・ルックバック・ラボ)は、
「振り返りの共有可能性」を探るプロジェクト型リサーチラボです。

プロジェクトの振り返りを、他者にも伝わる知見として再構築することで、
プロジェクトの成果だけでなく、そこに至るまでの思考や選択の過程=プロセスの価値を、可視化し、共有可能なかたちにする方法を探ります。

文脈を100%共有していない他者にも価値が伝わる“振り返り”のかたちを見つけ、
ナレッジとして流通する仕組みができることで、
多様なプロジェクト実践が評価され、再現される土壌をつくること。


——Good Projectがもっと増える未来のために、「シェアできる振り返り」を探究します。


🔄 ラボの進め方|3フェーズ

📘 Phase 1|みんなの振り返りを集めて、聞いてみよう

  • 実際のプロジェクト経験をもとにした「振り返り」を収集
  • それを他者が聞くセッションを実施し、どのように伝わるかを検証
  • あわせて、KPTやORIDなどの手法を学ぶ勉強会も開催し、振り返りの多様なアプローチを探ります

🔬 Phase 2|専門家と話して、気づきを深めよう

  • 教育・ファシリテーション・記述などの領域に知見を持つ専門家とともに、 「他者に届く振り返りとは何か?」を問い直しながらディスカッション
  • 実証で見えた兆しや課題をもとに、構造を整理していきます

🧩 Phase 3|みんなで使えるツールや型をつくろう

  • 経験を共有可能なナレッジに変換するフォーマットや対話ツールを開発
  • コミュニティやプロジェクト現場で試用・展開しながら、 「使える・伝わる」かたちを模索していきます

🔍 なぜ、GPAがこのラボを始めるのか

私たちGood Project Association(GPA)は、プロジェクトを通じて社会に価値を生み出す人やチームを応援する活動を行っています。

このラボは、そうした「実践者の知」が一過性で終わらず、
他の誰かの行動や判断を後押しするかたちで循環していく仕組みをつくるための第一歩です。

振り返りを、内省だけにとどめず「他者と共有できる知見」として磨いていくことで、成果だけでなくプロセスにも意味を見出す多元的な価値基準が社会に根づいていく。

GPAの掲げるMissionを社会に実装していくために、課題を検証する取組を行います。


🌱 こんな方におすすめ

  • プロジェクトを実践していて、自分なりの工夫や経験を持っている
  • 他者のプロジェクトから、リアルな学びを得たい
  • チームでの振り返りを深めたいが、方法に悩んでいる
  • 経験や選択の背景を、より意味のある形で言語化したい

🚀 あなたの振り返りが、未来のプロジェクトを育てる

Good Look Back Lab.は、ひとつひとつのプロジェクトに込められた工夫や判断が、次の誰かの挑戦を支える社会をつくるための実験の場です。
「やって終わり」ではなく、「やってからが次のスタートになる」プロジェクト文化を育てていきませんか?
あなたの経験が、まだ見ぬプロジェクトの種になるかもしれません。

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